

著者:木耳(きくらげ), 装画・ロゴ:散歩鳥 / 発行:新世界(秋月圓新レーベル) / A6文庫判(148mm×105mm)/ 80P / ソフトカバー / 2025年 1月発行
『夏葉社日記』を刊行する秋月圓が立ち上げた個人レーベル「新世界」より創刊した「シリーズ人間」の第1弾。
これまで日記も書いたことのない70歳の著者による、はじめての私小説──。これは私小説なのか、随筆なのか、はたまた回想録か。
70年の生を振り返り、いまでも自分の存在を支えてくれる大切な断片を描く。姪っ子の「ユカちゃん」、母に料理を学ぶ「ワカメスープ」、中学生が働く「パチンコ屋」、定年を迎え最後の仕事となった「清掃員のパートナー」、表題作「トレーニング」のほか、長編「南房総富浦」など全9編を収録。
*木耳(きくらげ)
1954年11月生まれ、午年。杉並第四小学校卒業。
_____________
*「シリーズ人間」
基本的に商業デビューしていない様々な立場の書き手を著者に立て、エッセイや小説、詩、短歌、4コマ漫画、画集、写真集とジャンルレスな内容(基本:文+インタビュー)の文庫シリーズ。年3冊ペースで刊行予定。