詩:谷川俊太郎 写真:川島小鳥 , 装丁:寄藤文平 / 出版社:ナナロク社 / A5横変型判(148mm×212mm) / オールカラー 176P / ハードカバー / 2014年10月初版発行 , 2024年7月第3刷発行
「小鳥さんが撮ったアジアの人や子ども、風景や日常の情景などを見ているうちに自然に魂という言葉が浮かんだが、それを〈タマシヒ〉とカタカナで表記することで、魂の含意を少しずらしてみたいと思った」 谷川俊太郎
この世での故郷の先に
あの世での故郷があるのではないか
タマシヒはたぶんそれを知っている
(収録詩「故郷」より)
〈タマシヒ〉とは何か。その先には何があるのか。
目に見えない〈タマシヒ〉を描いた
新作書き下ろし詩27篇、
撮りおろし写真102点を収録。
*谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)
1931年東京生まれ。1952年第1詩集『二十億光年の孤独』を刊行。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表し、近年では、詩を釣るiPhoneアプリ『谷川』やメールマガジン、郵便で詩を送る『ポエメール』など、詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。
*川島小鳥(かわしま・ことり)
1980年東京都出身。写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業、沼田元氣氏に師事。
2011年写真集『未来ちゃん』(ナナロク社)刊行と同時に『BABY BABY』(学研)を復刊。2014年『川島小鳥写真集 明星』(ナナロク社)刊行。2015年同作にて第40回木村伊兵衛写真賞受賞。2017年福井・金津創作の森にて、個展『境界線で遊ぶ 川島小鳥展』を開催。
公式サイト:http://kawashimakotori.com/