著者:曽根雅典 , 装丁:横山 雄 / 発行:Deterio Libre(デテリオ音楽事務所)/ 四六判(186mm × 120mm)/ 103P / ソフトカバー(仮フランス装) / 2024年 5月発行
─ そして最後の晩餐の日は何気なく訪れる。 2061年、ディストピアと化した日本。地方に作られた尊厳死の ための施設にあるカフェ「クロエ」に集まる常連たちの、食べ物 と記憶にまつわる回想の日々。東京・三軒茶屋にあるカフェ「nicolas」の店主、曽根雅典が書く、自身の文学的感性に料理の レシピまでも織り込んだ書き下ろし小説。不思議な寂寥感とかす かな希望のような余韻が残る、未来のおとぎ話。
*曽根雅典(そね・まさのり)
1976年生まれ 。長野県長野市出身。2011年より東京・ 三件茶屋にてカフェ「 nicolas」(ニコラ) を経営。