著者:一柳努/ 発行:eat, Play, Sleep, inc / 文庫判(148mm×105mm)/ 232P / ソフトカバー / 2024年 4月発行
京都在住のシンガーソングライター・いちやなぎが本名の一柳努として書き下ろした初の小説集。1stフルアルバム『IRAHAI』の楽曲や歌詞とリンクするショートショート15編を文庫としてまとめた一冊。
本人の人生が垣間見える虚実入り交ぜた日常の描写と、その延長にある(もしくはあったかもしれない)リアリティを感じさせる不思議な世界に引き込まれる。森見登美彦×星新一。新たなSFの誕生だ。
【収録話】
1. さりとて裸でちくわ笛
2. しみったれクリスマス
3. 一つ屋根の下で
4. 酒の棘
5. 野菜生活
6. まほろばのロバ
7. 望遠郷
8. 世間
9. 陽だまりのルル
10. 美女と野獣
11. イラハイ商人
12. つつがなく穴
13. 窓を開ければ
14. 転がるばんぺいゆ
15. スタジオ奇譚
*一柳努/いちやなぎ
京都在住、弾き語りを中心にバンド形態でもライブ活動を展開する歌うたい。2018年に『naked.』、2021年に初のバンドサウンドによる作品『album』、2021~22年にかけては「夜間飛行」など多数のシングルをリリース。またCMへの楽曲提供(Champion / JA共済 / 第一電機工業)や文芸誌『群像』への寄稿など、多岐に渡る活動を行っている。2024年4月に1stフルアルバム『IRAHAI』を発表。