





著者:大竹昭子 , ブックデザイン:榊原健祐 / 発行:赤々舎 / 四六判(188mm×128mm)/ 168P / ソフトカバー / 2023年 10月発行
撮り手から引き離されて野に放たれた写真が導き出す言葉の多様さ、奥深さ、こまやかさ。写真の真価をそこに求めてみたいのです──(文中より)
類稀なる文筆活動のほか写真の知識もあり、独自の視点で深く掘り下げる洞察力にも長けた大竹昭子。 「一枚の写真を見るとは、どんなことなんだろう?」36名の写真作品が飾られた「迷走写真館」を通して、見ることの可能性を広げてくれる──。 写真作品には作家名が付されておらず、写真そのものをつぶさに眺め、大いに想像し、言葉を紡ぎだす……写真はどこまでも視覚の、そして思索の探検へと誘ってくれます。
36名の写真には、世界的に著名な作家の作品もいくつも含まれており、誰の写真なのか巻末の作家略歴で答え合わせも可能。写真家への新たな視座ももたらされるであろう本書を片手に写真との自由な対話を楽しんでみてはいかがでしょうか。