著者:日野剛広 / 出版社:十七時退勤社 / A6文庫判(148mm × 105mm) / 152P / ソフトカバー / 2023年 5月発行
「あ、これを読んでも本屋の未来への希望とか、本屋の同業者たちの参考になるとか、そういうことは一切ありませんのであしからずご了承ください」(本文まえがきより)
千葉県の名チェーン書店「ときわ書房」勤務の、ベテラン書店員による12のエッセイ・6つの書評・5年間にわたる日記で構成。
本屋として場を構えること。本を読むこと。音楽を聴くこと。文章を書くこと。職業人としての矜持、政治に対しての怒り、店に足を運ぶお客への謝意、作家・出版社・同業者との連携の可能性を探りながら本音で綴った文章に「本屋とは何か?」を考えさせられる一冊です。
表紙・裏表紙の装画を手掛けたのは大石トロンボさん。