著者:水本アキラ/ 発行:FUTON & Co. / A6文庫判 / 204P / ソフトカバー(ペーパーバック) / 2023年6月発行
武田百合子が、夫である小説家の武田泰淳、娘の花と三人で富士山麓に住んだ13年の日々を綴った『富士日記』。「彼女が日記を書くスピードに、できるだけ寄り添うような読み方ができないものか」と思い立ち、著者なりの解説や解釈を、注釈のように添えたシリーズ第3巻にして完結編。松山在住の著者、ミズモトアキラ氏の『富士日記』への愛情をふんだんに感じることができる本を読むことについて綴った本。
*水本アキラ
1969年、松山生まれ。エディター/DJ。音楽、映像、写真、デザインなどを多角的に扱い、文、編集、デザインを手がける傍ら、トークイベントやワークショップの主催も精力的に行っている。また2001年、常盤響とのDJユニット”TMVG”でミックスCD「JET BOY JET GIRL」、2002年には堀込泰行(ex.キリンジ)、ジャズサックス奏者の菊地成孔ら豪華ゲストを迎えて制作した初のソロアルバム「A.M.」、2006年PAM名義で『Journalized』をリリース。他にもMIX-CDやリミックス、プロデュース作品など多数発表している。