










企画:山崎剛・木田歩・坂井信三(ホモ・サピエンスの道具研究会), 著者:山崎剛 , 編集:木田歩 , 装丁:長尾訓寿(長尾デザイン), 写真:山田亘[各章扉前・展覧会] / 発行:ELVIS PRESS / 225mm×165mm / 92P / ソフトカバー(ペーパーバック)/ 2016年 9月発行 , 2022年8月増補新装版第4刷
世界はあたりまえのようにあって、すでに誰もがあじわっているけれど、それをきちんとあじわおうとすれば、いつもと違った「何か」が必要です。本というものは、そうしたきっかけをあたえてくれるもの。この本は、どのページを開いても、特別なものは何もなく、呼吸や靴や掃除といった、ありふれた日常の話があるだけですが、世界とはそのようなものです。(略)
この本をきっかけに、気づく、探る、指し示すの単純な流れに沿って、みなさんも、毎日の営みのうちにある、それらのあじわいに出会ってもらえればと思います。(はじめにより 抜粋)
世界は意味だけでできてはいない。
“私たちの営み”へのちょっと変わったアプローチ。
本書は、人類学者を中心として構成された「ホモ・サピエンスの道具研究会」による美術展のカタログとして2013年に制作された本が、新装版としてリリースされたもの。まだ見たことのない世界を知るためではなく、見慣れていながらなかなか気づけない世界に出会うための学びのガイドブックです。
*ホモ・サピエンスの道具研究会
生活とともにある「研究」のあたらしいあり方を探るなかで生まれた、人類学者の山崎剛、木田歩、坂井信三を中心メンバーとするリサーチ・グループ。