





著者:和合亮一 , 装丁:鈴木千佳子 / 出版社:ナナロク社 / 四六判変形 / 120P / ハードカバー / 2021年 3月発行
表紙は全面に文字が箔押しされた目次となっています。
はるか かなたまで
俺の叫び声が
勝手に体の中に
風が入り込んでくる
いつまでも
吹きやまない
「Voice of the wind」より一部抜粋
福島出身の和合亮一による、待望の新詩集。本書に綴られた39の詩篇が、読むものを新しい詩の世界へと誘う。美しい造本で贈り物としてもおすすめします。
【和合亮一さんからのメッセージ】
詩人30周年。これまで詩集20数冊を出してきました。今までにない詩集を目指して、丁寧に時間をかけて、新しい第3の文体ともいえる、1冊を生みだすことが出来ました。和合ワールドに親しんできた人はもちろん、初めて読んでみようという方も、未来の詩はこれだという気持ちを共に分かち合えたらと願っています。
*和合亮一 (Wago Ryoichi)
1968年福島生まれ。詩人。国語教師。第4回中原中也賞、第47回晩翠賞、みんゆう県民大賞、NHK東北放送文化賞、福島県文学賞、第1回ニュンク・レビュー・ポエトリー賞などを受賞。東日本大震災以降、ツイッター上に詩を投稿、『詩の礫』『詩ノ黙礼』『詩の邂逅』を3冊同時刊行し、大きな反響を呼んだ。これらの作品は多言語での翻訳も行われ、収録された詩は様々な楽曲にもなった。