著者:世田谷ピンポンズ / 出版社:岬書店 / 四六判変形(167mm×128mm) / 176P / ソフトカバー(ペーパーバック) / 付属:6曲入りCD 「世田谷e.p.」 / 2020年 11月発行
上京し、夢を見ること。なんといわれようと、続けること——。
京都在住のフォークシンガー・世田谷ピンポンズが書き下ろした自伝的エッセイ集。故郷を離れて東京で暮らす、冴えない大学生だった青年を励ますのは、いつだって音楽であり、本であり、テレビであった。誰もが知っている名だたる文豪ではなく、尾崎一雄や上林暁らの小説に心和み、自身が目指すフォーク音楽を模索し続けた著者が、かっこつけることなく、東京に惹かれる青年の胸の内を赤裸々に綴った自伝的エッセイ。この価格でCD付きという驚き。本書を読みながら、世田谷ピンポンズの音楽にも触れることが出来る一冊です。